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オークの女 1

last update Date de publication: 2025-10-24 20:55:34

 一番先頭にいるオークの、おそらくは女であろう者が、後ろで結ってまとめた栗色の髪を揺らしながらこちらへ近付く。

 そして、剣先と殺意をムツヤに向けて質問をする。

「異国の者だろうと関係はない。何をしに来た」

「あのですねぇー、こっちにさっぎ結界から通っで来だばかりでしてぇ、怒らせだのなら謝るんで許してくださいませんか?」

 ムツヤは両手を胸の前で開いて言った。

 戸惑っていたし、恐かった。

 モンスター相手の戦いであれば慣れたものだが、対人戦は経験がない。

 サズァンと戦うことを渋ったのも、サズァンを好いてしまった事の他に、内心では人と戦う恐怖もあったのだ。

 オークは互いに目を合わせる。

 目の前の人間の言っていることが何一つ理解できない。

「とにかくだ、その剣に鎧、上質な物だろう、ただの冒険者ではないな? まずは武器を捨ててこちらに投げろ」

 ムツヤは頷くと剣を女オークの元に放り投げた。

 地面に落ちたそれらを女オークは自分たちの背後へ蹴飛ばした。豚のようなオークがムツヤに次の命令をする。

「次は鎧を脱げ。いや、ナイフでも隠されていたらたまらん、荷物と服も全て地面に置け」

 鎧と
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